開催INFO

京まちなか映画祭2022

2022年12月2日(金)〜4日(日)
京都文化博物館フィルムシアター
ヒューリックホール京都
にて開催

会場:京都文化博物館フィルムシアター
【音楽好事家による邦画セレクション】(文博所蔵作品)
「残菊物語」
「お嬢さん乾杯!」
「他人の顔」
「駅前旅館」
入場料:一般500円 大学生400円 友の会会員・高校生以下無料

【京まちなか映画祭特別上映】
「魚の目」
「KAFE工船にオクノ修がやってきた日」
特別料金:一般 1,500円 大学生1,400円 友の会会員・高校生以下 1,000円


会場:ューリックホール京都
在京都フランス総領事館×日本映画原点の地・立誠×京まちなか映画祭共催イベント
【フランスの日】
「リュミエール!」
入場料:一般1,000円

12月2日(金) 15:30〜
「リュミエール!」2016 フランス
監督:ティエリー・フレモー

バンヒロシ

「映画の父」と称されるリュミエール兄弟が遺した
膨大な作品群からセレクトした映像で構成された、
リュミエール兄弟へのオマージュ作品。
1895年12月28日パリ。ルイ&オーギュスト・リュミエールの兄弟が発明した
撮影と映写の機能を持つ「シネマトグラフ」で撮影された映画「工場の出口」は、時間を絵画のように切り取った写真しか無かった時代にリアルに動いてる生々しい人々を捉えた映像でそのエネルギーさえ伝わってくる。
「水を撒かれた撒水夫」は、最初から台本があったのか?と思える程チャップリンに影響を与えたのかが判るし、早野凡平の元ネタがもうこの時代にあったのかと驚いた。
そしてリュミエール兄弟は、諸国漫遊撮影旅行を始めフランス、イタリア等ヨーロッパ各国、アメリカ、エジプト、ベトナムを経て日本でも京都で武道練習の映像も残していて興味深い。
実業家・稲畑勝太郎がパリ留学中に親しくなったリュミエール兄弟から購入した「シネマトグラフ」。それを用いて日本で初めて映画試写を開いたのがこの地であることを思うと、フランスと京都の縁(えにし)は、偶然ではなく必然だったんじゃないかと感じる。
1897年から2022年、125年の歳月に思いを馳せつつ、この映画を楽しんでいただけたら嬉しいです。
京まちなか映画祭実行委員長 バンヒロシ