
「君は恋人」
1963年 / 日活 / 94分
監督:斎藤武市
出演:浜田光夫/和泉雅子/吉永小百合
不測の事故で目を負傷した浜田光夫が、奇跡のカムバックをとげた復帰第1作。
石原裕次郎、小林旭、宍戸錠、浅丘ルリ子ら日活オールスターの豪華出演に加え、
舟木一夫、ザ・スパイダース、荒木一郎らの歌唱シーンも見どころ。
『君は恋人』
今日は浜田光夫の再起第一作『君は恋人』のクランク・インの日。
スタッフの拍手に迎えられ、一年四か月ぶりにカメラの前に立った浜田は感無量。
「用意、スタート!」の力強い掛け声がセットに鳴り響いて、カメラは静かに廻り出した。
そのストーリーとはチンピラやくざの光夫が一攫千金を夢見て、殺し屋を志願するというものだった。
長いブランクを感じさせず、浜田が快調に撮影を続けていたある日、
撮影所に舟木一夫がやって来て友情出演したいと言う。
そこで、荒木一郎と一緒にシナリオライターの赤井に交渉し、
それぞれ歌える役を新しく作ってもらうのだった。
撮影も半ばを過ぎたある日、浜田は仲良しのスパイダースの面々と会い、
これから撮影するクライマックス・シーンの話をした。
浜田扮する光夫が流しの男を刺し、自らもやくざの幹部に刺されてしまうという筋書きを話したところ、
スパイダースのメンバーはストーリーが暗すぎると猛反対。
みんなでシナリオライターの赤井の家まで押しかけて、
「なおせ、なおせ」と夜通しコーラス攻勢を仕掛け、とうとう台本を書き直させてしまう。
12月14日(日)13:30〜
京都文化博物館1500円(入館料500円込)